アロハカイロ&フットパラダイスの2005年のコラムです。
コラム2005
本年初めてのコラムとなります。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。さて、今回のお正月は長めのお休みを頂きました。旅行などこれといった予定があったわけではないのですが、普段働き詰めのため、まぁー骨休めも良かろうということで8日間のお休みを頂くことにしたのです。
その間は夫婦双方の実家に帰省し、上げ膳、据え膳・・・しかも我が子が久しぶりに帰ってきたとのことでご馳走の毎日。
1週間で夫婦合わせて5kgも太ってしまいました。(どちらが何kg増えたという明細は公表できませんが)
さて、それぞれの実家のある街に久しぶりに行ってみると、その変化に驚かされます。
あ!、こんなところにショッピングセンターが出来ている。であったり、おや?こんなビルあったっけ、などと言う変化のことです。
そして、勤め人だった頃には無かった自分の視線の変化にも気づいたりするのです。
あのおいしいお蕎麦屋さん、まだ元気でやっているかな・・etc
個人の事業主として開業し、何年か経ってくると縁もゆかりも無いお店でも何年かぶりで訪れた時、元気でやっていれば嬉しいし、跡形も無く消えて、その後に大きなチェーン店が入ってたりすると残念になります。
ここ、鎌倉でも個人で営まれているお店の入れ替わりが結構あるのです。
老舗のお茶屋さんが廃業されたり、おいしかった居酒屋さんが店をたたまれたり。近隣の商店の店主の方々と話していると、皆さん共通の認識があるようです。
近くに新しいお店が出来ると、『若い店が増えることは活気があっていいことだ』
近くのお店が廃業されると、『明日はわが身かもしれない。そうならないように頑張らなければ』
こちらにお越しいただいている方と話をしていてもやはりそのようで、お店を営まれている方はそういったお店の入れ替わりの情報に敏感です。
私達、アロハカイロ&フットパラダイスもここ鎌倉の地で開業させて頂いたのですから、大過なければ何年、何十年とこの地で治療院を続けていきたいと思っています。
ある時、転勤であるいは結婚でこの鎌倉という地を離れていった方が何年ぶりかで帰省された時に、
あれ?六地蔵にあったナントカカイロとかいうのは無くなっちゃたの!
な~んて言われないように![裕]
昨日、今年最後の新年会が終わりました。この最後の新年会は、東京は原宿にあるモゲワークショップという靴工房出身で現在湘南地域に住んで活動をしている靴の作り手の集まりでした。みんなそれぞれ忙しいので、年に1回程度ですが集まって情報交換をしています。昨日はシゴトで私たちの師匠にはお越しいただけなかったのですが、片瀬に工房兼ご自宅のある先輩のお宅で楽しいひと時を過ごしました。基本的にみんな手作りで靴を作っていますが活動は人それぞれ。手作り靴の手ほどきをしている(教室をしている)人もいれば、展示会を定期的に行っている人、私のようにフットバランスの治療をして靴作りもしている人、子育てをしながら靴を作っている人など、様々です。
手で靴を作るコトガラがみんな自分の生活(ライフスタイル)に密着しているので、変な競争心とか、むき出しのライバル心が無くイイ関係を保っていると思います。自分で考えていることや相談したいこと、新しい発見を話し合えるイイ場所です。普段、モクモクと作業をしている人も多いので、改めてヤル気を出すという意味でもイイ場所です。毎回私はデジカメを忘れてしまうのですが、ちゃんと記念写真を撮っておいて、年齢を重ねた後にみんなの変化を見ていくのも楽しいなと、思っています。
もう、1月も終わりですが、今年も手で出来るコトガラを大切にここ湘南鎌倉地域でやってまいります。
ちなみに、今回の新年会の参加者のうちの2人が前回と今回の湘南スタイルという雑誌に紹介されています。自分のことではないけれど仲間が一生懸命やっている様子が紹介されるのは嬉しいことです。
お互い刺激しあって頑張っていきたいものです。[素]
さて、あなたはゲンを担いだりするでしょうか?
以前テレビを見ていたときにマリナーズの長谷川投手はマウンドに上がるまでの途中、数多くのゲンを担ぐ行為がありそれが増えすぎて困ると嘆いていました。
また、ゴルフの丸山選手は一切ゲンを担がないとの事。それは実際スィングしてボールを打つまでに250ものゲンを担ぐ行為があり、それを1つでも忘れてやらなかったものなら気になってしょうがないという選手が周囲にいたそうで自分はそうはなりたくなかったために一切ゲンを担がないようにしたそうです。
そして、私はというと以前は一切ゲンを担がない人間だったのです。
なので以前勤め人だった頃、訪問先での会社や商店でかなりの割合で神棚が祭られていたり、御札が貼られていたりしていたのが不思議でしょうがなかったのです。
その当時も同じ営業職の同僚で「このペンを使っているときは営業成績が良くて縁起が良いんだ」等と言っている人が周囲でいたのですが、それも不思議でしょうがなかったのです。
さて、会社勤めをめでたく退職し、この業界(手技を使うという)に入ってみると意外とゲンを担ぐ人が多かったのです。
プロフィールにもある通り何ヵ所かの治療院で修行をさせて頂いたのですが、そこの院長先生は皆ゲンを担ぐ人でした。
それでもまだ私はゲンを担ぐということは特にはしなかったのです。
さてそれがここ由比ガ浜の六地蔵で開業してこのかた、今ではゲン担ぎのオンパレードなのです。
思いつくままにそのゲン担ぎの例を並べてみましょう。
1日の終わりに良いことが起きると聞いて、食卓の椅子は使用後きちんと整える。
1日嫌な事が起きないと聞いて、出掛けに履物を揃える。
金運が良くなると聞いて、トイレのふたを閉める。
以前のコラムにも書いたとおり、その日最初に治療院に入るときは礼をして入る。
そして、その日最後に立ち去るときにも礼をして帰る。
スリッパは寒色系をこちらに、暖色系をあちらに置く...etc
たまたま他人から聞いたり、自分でやってみたりして担いだゲンの行為が立て続けにラッキーを呼び込むと、これは自分にとってツキを呼び込む行為なのではないか!!と思ってしまうわけです。
思うに小規模な商店や個人事業の方々はどんなに努力を尽くしてみても、如何ともしがたい外部要因に生活の糧を左右される場合が多いのではないでしょうか。
(例えば異常気象などの天候であったり、特急停車駅だった街が新幹線の開通で各駅停車の駅になり乗降客が激減したり)
勤め人だった頃はどんなに異常気象が続いても毎月の給料が乱高下するということはない。
せめて外部要因に左右されるなら、少しでも良いツキを呼び込みたい---という気持ちがあの頃の自分にはわからなかった商店での神棚であり御札であったかと、最近得心するようになったのです。
実はここにはあげていませんが自分なりのゲン担ぎがまだまだあるのです。
こちらにお越し頂いて「こんないいゲン担ぎがあるんですよ」等と私に耳打ちするのはお願いですからやめてください![裕]
インフルエンザは、程度の差はありますが毎年12月から3月にかけて必ず流行します。
今ちょうど、私の周りもインフルエンザで寝込んでいる人が多く、1月末から2月にかけて近くの小中学校では学級閉鎖になってしまっているようです。ずっと前は、小中学校でもインフルエンザの予防接種があったのですが、今は希望者が近くの医療機関で受けるようになっているので、接種を受けない方が多いようです。
通常、ウィルスは一度発症すると身体に免疫抗体をもつので、二度とはかかりません。
しかし、インフルエンザウィルスは表面の抗原の鍵穴を頻繁に変える能力があるため、免疫が効かなくなり数年で再度感染してしまうのです。
この猛威を振るっているインフルエンザウィルスですが、意外にもそのものは病原性があまり強くないのです。
実はウィルスに感染していても半数の人は不顕性感染で、気づかすにウィルスを撒き散らしてしまうのです。
ただ、抵抗力のない人がそのウィルスに感染すると、インフルエンザ特有の高熱が数日続き、免疫力が著しく低下するため、気管支炎になったり、肺炎になり死亡してしまうこともあるのです。
高齢者や乳幼児は注意が必要です。
仕事が忙しくて抵抗力の弱っている方も要注意です。
では、流行してしまった今、インフルエンザにかからないためにはどうしたらよいか?
これはやはり、手洗い、うがいの基本的なものは必須です。
また、鼻の中を掃除するために、家に帰ったら鼻をかむことも大切です。
当たり前ですが、抵抗力を高めるために、バランスのとれた食事と十分な睡眠も必要です。
その他の対策としては、部屋の保湿。ご自宅の加湿器にユーカリラジアタ、ラベンサラ、パイン、レモン、ラバンジンのいずれかのエッセンシャルオイルを数滴たらして、部屋の空気を殺菌します。
また、寝るときにマスクをするのも効果があります。
身体を温めるドリンク、ホットレモンもおすすめです。レモン果汁に蜂蜜を入れお湯で割るだけなのでとても簡単です。
私はさらに、夜寝る前に足湯(脚湯)をしています。お風呂の湯温より2度ほど高めのお湯に膝までつけて6分。
両足赤くなっていたらよく水滴を拭き取ります。赤くなっていない側があったら、さらに1度ほど湯の温度を上げてその足を1分つけます。その後、常温のコップ1杯の水を飲んですぐに布団に入って寝ます。
気にしすぎも困り者ですが、注意するに越したことはありません。[素]
そぞろあるきとは辞書によると漢字で【漫ろ歩き】と書くそうで、目的もなく気の向くままに歩き回ることだそうです。
いつも目的もなく歩き回っているわけではないのですが、私たちがここ鎌倉に移り住んできてはや4年。
その間かなりの道を歩き回ってきました。
その中で一番多く歩き回ったのが、ここ六地蔵で治療院をオープンしたときです。
自分たちの手作りチラシで当初7,000部。これを2人で手分けして1軒、1軒のお宅にポスト投函させて頂きました。
鎌倉の旧市街地(山に囲まれた地域)は約9,000所帯数です。八幡宮より東の地域を除いてほぼ全域の道という道を歩いてきたのです。
さて、そのように歩いてきた中で他地域と比べてこの鎌倉という地域で数が多いな~と思う商売があります。
美容院、アンティーク関連のお店と個人医院。
美容院についてはポスト投函をして歩き回っているときに、こんなに沢山在って大丈夫なのか!!と心配になったぐらいです。
ちなみに、ここ六地蔵近郊では下馬から長谷観音までの由比ガ浜大通りというのがあるのですが、その距離1.5km。
その間に10軒の美容室があるのです。ナント150mに1軒の割合なのです!
そして、ここアロハカイロ&フットパラダイスにその10軒の美容室から4人の美容師さんにお越し頂いているのですが、お話をお聞きすれば、それぞれにご商売は繁盛されている様子なのです。
さて、ここで思い出されるのが私がまだ学生だった頃。
カイロプラクティックの哲学とは何ぞや、という授業での恩師の一言。
「周りに同業者が一杯いるからといって、心配しちゃいけないよ。逆にそういった地域のほうがいいんだよ。」
そして、勤務していた2箇所の治療院の院長のセリフです。
いつも閑古鳥が鳴いていた治療院の院長は
「大変だ-近くに○×式整体院が出来た!料金がウチより安いんだ!!」
3ヶ月先まで予約が埋まるほど多忙な治療院の院長先生は
「いいか、高橋。治療院を開業するなら、同業者が一杯いる地域を選ぶという選択肢も良いことなんだぞ」
ずいぶん前に聞いたほんの一瞬のセリフだったのですが、最近地域の特性というものを考えるにつけ重要な教訓だったと思われるのです。
その逆も言えて、他所の地域と比較して数が少ない業態は商売が難しいのかもしれません。
例えばフォーマルなラインの紳士服はあまり見かけないな、と思うのです。
さてここ鎌倉と私たちが所属する業界(狭義にはカイロ、広義には手技としての)の相性はどうなのでしょう?
あまり多くの治療院を見かけないな~というのが実感です。
なぜなんだろうと考えるうちに思い浮かんだ理由が一つ。
ここは空気も食べ物もうまいし、海のそばで解放的な性格の人が多くて、みんな健康なんじゃないか!?
確かに2人とも東京から引越ししてきてドンドン元気になってきているしな-などと思うのです。
ヨーシ、明日からうちのコンセプトを<健康な人をより健康に!>にするぞ!!(というのは冗談です)[裕]
先月に、インフルエンザ大流行・・・というコラムを書いたばかりですが、同じマスクでも今は花粉対策によるマスクが増えていますね。
晴れていて風のある日となると、サングラスとマスクの両方で「この方、どなた?」というような、顔がほとんど全部隠れた状態で外出されている方もいらっしゃいます。先日の連休には、ここ鎌倉でも約4割近い人がマスクをしていました。
今年は世間でも言われているように、昨年の30倍の花粉だそうで、今年花粉症デビューしてしまった人も多いようです。花粉症の方々にとっては日常生活が不快で大変な時期です。
ご存知の通り、花粉症は花粉に対する身体の免疫系が過剰反応をするために起こる症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目、のど、耳のかゆみなどの不快感を伴います。副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤や抗ヒスタミン剤など、アレルギー症状を抑える薬が処方されますが、一定期間の季節病とはいえ、一度発症すると毎年繰り返すことになるので、薬の副作用も問題になります。他の感染症にかかりやすくなり(風邪をひきやすくなる)、虚弱体質になる、抗ヒスタミン剤は服用すると眠くなるなど多くの人が悩んでいます。
そういった副作用を起こしにくい、身体にソフトに症状を緩和させる方法のひとつが、エッセンシャルオイルの使用です。
ユーカリラジアタはスーッとした香りで鼻づまりの不快感を緩和するとともに、呼吸器系の炎症を抑え鼻水、痰などの粘液の分泌を抑える働きがあります。芳香浴やキャリアオイル(マッサージオイル)にブレンドしてのど、胸や背中に塗るのが効果的です。
また、鼻づまりのひどい方は、ペパーミントオイルをハンカチにたらして鼻にあてると、清涼感のある香りで鼻の通りがよくなり、気分もスッキリします。他、あまり耳にしたことがないかもしれませんが、ミルテ(マートル)というエッセンシャルオイルも鼻水、痰といった粘液の分泌を抑える効果があります。根本的なアレルギー対策として、ローマンカミルレをお風呂にたらして入浴したり、マッサージに使ったりするのも効果的です。ハーブティのお好きな方はカモミールティーやペパーミントティーをおすすめします。花粉の季節が終わっても飲み続けることで、健康維持にも役立ちます。
私の身近にいる人も、今年花粉症デビューしてしまったのですが、朝起きて乾布摩擦をはじめたら、症状が緩和したそうなので試してみる価値はありそうですね。[素]
以前このコラム内でノーマルディストーションというタイトルで、数多くの人に共通するある一定パターンの身体の歪み方があるのではないか・・・ということを書きました。
最近の私の問診では必ず利き手、利き足を尋ねるようにしています。
というのはなぜかというと、右利き手、右利き足の人には骨盤はこういうねじれ方。
肩甲間部にはこういった緊張点、首にはここら辺に歪みがあるだろう、といった一定パターンの共通項が見つかるからです。
こういうことを常に考えていると検査中も『この人は右利きだからこの場所辺りに立つんじゃないか』とか
うつ伏せから仰向けに寝返りをしてもらう時に『この人は右利きだからこちら回転で回るんじゃないか』などといつも観察をし考える癖がついてしまっているのです。
そのため、本来は左利きであったのに幼児期に矯正された人の、ふとしたときに出てしまう左利きの動作などについてはかなり真剣に聞くようにしているのです。
それを聞くにつけ、マーケティング業界はやれF1だ、シルバーだと注目されていますが、なぜ左利きの人たちをターゲットにした商品開発をしないのかな~といつも感じているのです。
複数の人と共有して使うものは難しいとしても、パーソナルユースの物であれば需要があると思うのです。
例えば、携帯電話とかデジカメとか。
と思っていたら先日、ラジオのニュースコーナーでアメリカのハンバーガーチェーンが左利き用のハンバーガーを開発したとか。
なんでも左手にハンバーガーを持って口に運んだときのスパイスの位置を変えてあるのだとか。
そこにパーソナリティーの男性の言葉が。
「う~ん、画期的です!」
朝の番組でいつもは聞き流しているのですが、利き手利き足の分析にはまっている今の私としては聞き逃せない情報です。
で、その後オフィスについて空き時間にインターネットのニュース記事をくまなく探していったのです。
無い。これが見事に無い。
そして、Googleでキーワード検索。
やっと見つけたのがコラム風の記事。毎年4月初めに行われる定例行事のネタだとか。
ん?オンエアされていたのは確か4月の・・・チキショ-、エイプリルフールか-!![裕]
桜はまだか・・・?と思いきや、いつのまにかツツジはまだか?の季節になってしまいました。
皆さんはお花見にいらっしゃいましたか?
私たちは、東京から鎌倉に移り住んで4年なのですが、折角近くにすばらしいハイキングコースがいっぱいあるのにもかかわらず、いつでも行ける・・・と思っているせいか、全然行っていないのです。かえって、東京に住んでいたときのほうが、わざわざ鎌倉に電車に乗ってやってきて、あっちこっちハイキングコースを歩いたものでした。
ちょっと前になるのですが、4月の最初の水曜日、とても天気の良い日に葉山のハイキングコースに行ってきました。
4月初旬は山桜が綺麗で知る人ぞ知るハイキングコースです。逗子からバスで10分。風早橋停留場からボンジュール葉山店の前を通って木の下交差点のところからハイキングをスタートしました。いきなりスゴイ心臓破りの坂を上り、葉山教会にたどりつくとアップダウンの激しい本格的なハイキングの始まりです。そのハイキングコースは仙元山を中心に葉山中学の裏手、クリーンセンターを回り込む1時間ちょっとのコースです。山の中腹では海を見下ろして山桜に囲まれ最高の場所なのですが、残念ながら山桜は3部咲き、春霞がかかって海も真っ青に見える・・・とまではいかなかったのですが、それでもとてもなかなかお目にかかれない光景です。
さらにアップダウン激しく、山の頂上に向けては200段ある階段をゼイゼイいいながら歩いていたのですが、山道に咲いていたスミレがとても綺麗で心が和みました。新鮮な空気と山のエネルギーで鋭気を養ってきました。このコースの終着点は葉山町役場の隣にある花の木公園なのですが、ちょうどその時はソメイヨシノが満開でその下で昼食。花の木公園はどちらかというとツツジで知られているので、これからの季節もいいかもしれません。その後は、そのまま海方向へ。御用邸前を通り過ぎて、葉山公園にウィークデーの晴れた日でしたら人も少なく、芝生の上でハイキングの疲れを癒すにはもってこいでしょう。
元気のある方はそのまま逗子駅まで歩いて帰られてもいいかもしれませんが、私たちはバスでのんびり帰ってしまいました。
このコースはホントお勧めです。ちなみに水曜は定休なのですが、ボンジュール向かいにあるTANTO TEMPOという食材屋さんは今や葉山の人気店。チーズや生ハムをはじめイタリア食材が充実。イートインもできるそうです。逗子駅近くでは、相模屋という豆腐屋さんのごま豆腐は最高です!東京からクーラーBOX持参で来る方々もいらっしゃるとか・・・。場所は、駅前魚佐次から新逗子駅方面に徒歩2分くらい。見た目はただの(なんて失礼か?)豆腐屋さんです。朝早く行けば、あたたかい豆乳もいただけます![素]
以前このコラムでアレルギー考というタイトルで花粉症について書きました。
その要旨は花粉が諸悪の根源なのではなく、超清潔志向の生活習慣の中で体質が変わり、もはやバイ菌と戦う役割を失った免疫系の過剰な反応が花粉までをも外敵とみなし症状が発現したものが花粉症ではないか、というものでした。
それに加えて心理的な側面にも触れています。 詳しくは☆アレルギー考☆
極端に言えば初期の花粉症は気合で押さえ込め!などと書いていたのです。
この持論は変わることなく、ここ鎌倉の仲間たちと飲んでる時にもそのようなことを豪語していたのです。
さて、話は変わってアロハカイロ&フットパラダイスは今の六地蔵にオープンして2年半となりました。
当然治療院は清潔に!がモットーです。
患者さんが見ていない場面でも手抜きは出来ません。
例えば、施術後のベットは必ず消毒用脱脂綿で拭きますし、フェイスタオルは毎回漂白消毒して洗濯します。
施術の前後には必ず消毒用石鹸で手洗い(当然のことですよね)
今年年初の時期に私にふと疑念が浮かんできたのです。
『最近の自分はやたらと清潔志向じゃないか?今年の花粉は去年の30倍と予測されているから、やばいんじゃない?』
2月頃から朝起きるとくしゃみを20連発。
5分の通勤時間で到着したオフィスで5回は鼻をかむ。
私の花粉症の持論を知っている家内はからかうように
「花粉症じゃないの~」
そして私は
「いや違う。断じて違う!絶対違う!!」
と抗ったのです。
さて、日は進み3月中旬。
今までの症状に加えて、目にもしょぼしょぼとしたつらさが出てきます。
やがて、5分も外出すれば涙と目のかゆみが出るように!夜下向きで本を読んでいたら両方の鼻が詰まって息が出来ない。
その頃にはついにギブアップしました。
花粉症デビューってやつです。
このつらさというものがしみじみとわかりました。
で、問題はどう対処するか。
あれだけ飲み会で花粉症は気合だ-と言っていた手前、仲間たちがいっぱいいるこの地域をあの立体的なマスクと水中眼鏡のようなゴーグルを装着して出歩けない。その姿が見つかろうものなら何を言われるかわかったものではありません。
さて、困った。どう対処したかは・・・次回以降に。[裕]
前回からの続きでどう対処するか?です。
考えられる選択肢は一般的には、耳鼻科に行く→アレルギー検査をする→抗原を特定する→それに合った薬を服用し続ける。
あるいはもっとお手軽に鼻粘膜をレーザーで焼いてもらう。それとも、身体を気遣ってヨーグルト等の健康食品を試してみる・・・
そこで、もう一度しつこいぐらいに考えておきたいのが、花粉が諸悪の根源なのではなく、超清潔志向の生活習慣の中で体質が変わり、もはやバイ菌と戦う役割を失った免疫系の過剰な反応が花粉までをも外敵とみなし症状が発現したものが花粉症ではないか、という事です。
体質の変化がことの本質ではないか。
免疫とアレルギーの関係を簡単に振り返ると、免疫の主役に白血球が挙げられます。
その白血球には顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)とリンパ球があります。
このうち顆粒球は交感神経の支配下にあり身体に侵入する外敵で比較的大きな粒子のバイ菌類などを担当しているのです。
交感神経支配下の身体の状態は動物の例で言うと、えさとり行動にあたります。したがって野山を駆け巡り、やっとえさを捕獲したときには体中キズだらけ、という事が多いはずです。そこで傷口から侵入してくる大きな粒子のバイ菌類に対し、顆粒球群が働くのです。
それに対し、リンパ球は副交感神経の支配下にあります。
これを先ほどの動物の例でたとえると、捕まえたえさを食べ、消化吸収し、排泄するまでの身体がリラックスした状態にあるのです。
そして、そのリンパ球はより小さな粒子の侵入物に対応することになっています。消化吸収の過程で入ってくる異種蛋白等。そして、このアレルギー症状の発現は身体の中の白血球の構成割合でリンパ球が増えすぎている(体質の変化ということです)ために、起こりうると考えられています。
30歳代後半以上の人は昔のことを思い出してみましょう。
子供の頃は「あおっぱな」といわれる鼻水を垂らしてるハナタレ小僧が一杯いたはずです。
あれはまだ、貧しい時代の残り香があった頃の交感神経(緊張型神経)が優位に働いている子供の身体の状態を表しているのです。
翻って現代は暖衣飽食の時代です。
いまやハナタレ小僧は絶滅したニホンオオカミのように見かけることはなく、アフリカの難民の子供の映像に見出せるぐらいでしょう。
さて、ここまで書いてきてお分かりかと思うのですが、花粉症などの軽いアレルギーはリンパ球が増えすぎた副交感神経優位の状態から身体をやや交感神経の方向へもっていった方が良いのです。
そこで思いついたのが『かんぷ-まさつ』
続きはすいません。次回という事で。(今度こそ早めにアップするぞー)[裕]
さて、3月の中旬の私の症状はと言うと、天気予報での花粉情報(余計なお世話だと思うのですが)で4段階(少ない<やや多い<多い<非常に多い)のレベルで多い以上だともう駄目でした。
外出すれば3分と経たないうちに目はしょぼしょぼして痒く、鼻水とくしゃみが止まらない。
夜下向きに本を読んでると、両方の鼻が詰まる、と言う状態でした。
そこで実施したのが『かんぷ-まさつ』
余談ですが漢字では『乾布摩擦』と書くのだそうですが、私はずっと『寒風摩擦』だと思っていたのです。
そしてイメージは冬の朝、屋外でおじいさんがパンツ一枚で手ぬぐいでゴシゴシやっている・・・というものでした。
調べたところによると乾いた布でやるのであれば季節時間を問わずいつでもいいのです。
そこで毎朝実施すること1週間。
効果があったのです。
まず目のしょぼしょぼ感が無くなった!
10日もやっているとまず、くしゃみは出ない。
そして2時間ほど外出していても全然平気なのです。
それでも、慎重な私は、たまたまここ何日かは花粉のレベルが少ないのかもしれないと思い、今まで見ることも無かったネットでの天気予報の[花粉情報]欄を小まめにチェックしたのです。
花粉は依然として『非常に多い』のレベルであるにもかかわらず、着実に症状が緩和している・・・
街には依然マスク&ゴーグルの姿が多い。やったー、花粉症は押さえ込んだー!と小さくガッツポーズです。それ以降、タオルでこする手にも力が入ろうというものです。
薬も飲まないで良いし、お金もかかりません。これほど良いなと思う方法は無いと思うのですが、いかがでしょうか?
ただ私の場合はデビューしたばかりで日が浅かったので即効性があったのかもしれません。
さて、安全に、しかも安価に花粉症を緩和させてゆこうと願っている方は来年のお正月辺りから乾布摩擦をやってみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は3月中旬からこの乾布摩擦が習慣化してしまい、1日たりとも欠かしたことがありません。
義務感ではなく、やらないとなんとなく落ち着かなくなってしまって。
これはこれで冬に向けた風邪予防に良いかな、と思っているのです。[裕]
梅雨の晴れ間は気温も湿度も上昇して、ムシムシベトベトして不快ですね。
そろそろ、靴からサンダルに履き替える方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、皆さんがサンダルを履く頃から、急にフットケア(角質ケア)ご希望のお客様が増加します。
フットケアをお受けになる皆さんの悩みベスト3は、タコ・魚の目を筆頭に、かかとのカサツキ、そして靴ズレなのです。
おそらくタコ・魚の目は、合わないパンプスでできたもの、カサツキは乾燥によるものだと思われますが、夏場の靴ズレは大半がサンダルによるものです。
赤く炎症して皮膚がめくれてしまった・・・もしくは水ぶくれが出来ている靴ズレは、残念ながらこちらでは手の施し様が無く、痛みが無くなって落ち着いてからしかケアができないのです。
一番良いのは、その靴ズレを生じさせないこと。
足に合わないサンダル・ミュールを履かないことはモチロンですが、汗によるベトつきにより靴と足のスベリが悪くなり皮膚が摩擦で炎症してしまわないようにすることが大事です。
自分で出来る簡単な靴ズレ防御法は、サンダルを履く前に足にしっかりとボディー用パウダーをはたいておくこと。
スプレータイプもいいですが、ベビーパウダーのようなルースパウダーをパフでゆびの間もしっかりつけておくのです。
外出先では、手軽なスプレータイプでもOK。
制汗用の白くならないフット専用のスプレーがおすすめです。
夕方だと足も浮腫んでいるのでひんやりとした感触のフットスプレーは気持ちが良いと思います。
最後に雨の日にサンダルを履かないこと!足が雨にぬれてふやけるので、わざわざ靴ズレを作っているようなものです。[素]
子の曰わく、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。
その[不惑の歳]40歳を少し前に迎えました。
ここ鎌倉では40歳を迎える男性には健康診断の通知が届きます。
私は現在自営業なので、ここ数年健康診断を受けたことがありません。
「身体が資本なんだから、行ってきなさい!!」と妻から尻を叩かれ、しぶしぶ健康診断を受診することにしました。
検査の項目は基本検診、肝炎、肺がん、大腸がん、胃がん検査の5項目です。
元々病院嫌いな私が最も憂鬱に思っていたのが、胃直接撮影。バリウムを飲むあれです。
申し込み時の注意書きを読むと、前日の9時以降は検査まで飲食をしないこと。
これがまず苦痛なのです。食はまぁいいとして、飲がきつい。
私の夜の日常は晩酌とともに夕飯を食べ、その後、音楽を聴きながら歴史小説を読み、寝るまでバーボンロックを飲み続ける。
これが9時以降出来ないのがなんとしてもつらい。
そこで、早めに布団をかぶり寝ることにしたのです。
そして当日、いくつかの検査を終え、例の検査です。
患者着に着替え、直前に注射を打たれることに。
何でも胃の動きを止める注射らしく、クラクラしたり鏡の像が2重に見えたりすることがあるけれど、すぐに治まるので心配なく、と言われながら打たれたのです。
そして、あのまずいバリウムを飲んで、機械が動き回る中をいろんなポーズを取らされたのです。
一通りの撮影が終わって、むちゃくちゃに甘い下剤を飲むことに。
15~20分でフィルムが現像できたようで(今は早いですね)それを見ながらの問診を受けることになりました。
ドクターがシャーカステン(レントゲンフィルムを貼り付ける照明器具)に私の胃袋の写真を数枚貼り付けていきます。
何枚かをみてドクターは沈黙。
その沈黙の時間が長~く感じられる小心者の私。
「ん~、ん!?」
と、フィルムを覗き込むドクター。
(え!なに-?どこか悪いところでもあるの!!)
と、ビビる私。
う~む、とうなった後にドクターは、
「これといった異常は見受けられませんが、正確な判断はレントゲンフィルムの読影会で複数の医師の見解を待ってということに」
その後、注射を打たれる前に言われてたクラクラ感は出るし、お腹はグルグルなるで大変でした。
検査の結果がわかるのが2ヶ月先です。それまでちょっとビビってる私です。
今年[不惑の歳]40歳を少し前に迎えました。不惑なのは孔子さんだからだろう、と自分を慰めているのです。[裕]
連日、天気予報を見るたびにウンザリするこの暑さ!
そして、TVのニュースでは毎日のように熱中症の話題が出ています。
この熱中症とやら、本当に他人事ではありません。
先日、仕事で東京に行ったときのこと。
気温はその日も35度を越えていました。
仕入れも兼ねていたので、手荷物は5Kgをゆうに超えていたと思います。
その荷物を抱えて、午前中からほぼ1日水も食事もほとんど取らず動き回って帰宅しました。
自宅に着いた途端に軽い頭痛とムカツキを感じました。
あぁ・・・疲れたんだな。と、思って早めにベッドに横たわりました。
しかし、その頭痛と吐き気はどんどんひどくなって、背中全体も痛くなり翌日にはベッドから起き上がれなくなってしまったのです。
結局、その日はご予約のお客様には申し訳なかったのですが、1日断食状態でダウンしていました。
その時、私はただの疲労だと思っていたのですが、後日振り返るとどうも症状が今話題の熱中症の症状にピッタリと当てはまってしまっていたのです。
さて、熱中症とは・・・
私達の体温は普段37度前後に保たれていて、この温度は体内の代謝が円滑に行われるのにちょうどよい温度といわれています。
しかし、気温が非常に上昇すると人間の体温は影響を受けて、直腸で計った体温が38度を超えてくると、熱中症といわれる状態になり頭痛、めまい、脱力感、耳鳴り、血圧低下などの症状が出て倒れてしまうことがあります。
さらに体温が上がって、直腸温が41度を超えると、脳細胞に障害をきたし、うわごとを言ったり、昏睡状態になるなど生命の危険にさらされるのです。
熱中症とみられる症状が出たらすぐに、涼しいところに運んで冷たい水で身体を冷やす、水を飲ますなどの処置が必要です。
ところで、赤道直下で生活している人々がなぜ平気なのか?という疑問があります。
そういったところでは、日本と違って湿度が低いため、水分の蒸発や発汗による熱の放散がさかんに行われて、体温が適度に保たれることが考えられます。
また、人間は環境への馴化(馴れ)の能力があって、熱帯で生まれ育っている人々は、45度を超える気温でも適応できるように身体が馴化されているのです。
ということは、クーラーがなかった頃の日本人は、暑さに対する馴化の能力が備わっていたので暑い夏でも熱中症になる人は少なかったというのも納得できます。
アスファルトからの照り返し、熱風、クーラーで現代人はどんどん弱っているわけですね。[素]
以前このコラムでサマータイムを取り上げました(2004.07.05)
主旨は生体リズムの観点から夜は12時までに就寝し朝6時くらいには起床するのが良い。
北海道でサマータイムを取り入れる企業が出てきたこと。
そして、今年の夏こそは(昨年の話)早寝早起きするぞ-!!と妻が決意表明をするものでした。(実践できたのかな?)
さて、私はと言うと通常は9時30分頃に治療院に出勤してから室内の掃除をし、廊下から外階段、下の歩道を履くのが日課です。
それが昨年の猛暑です。
昨年は10時前に掃除が終わった時点で全身汗だくで目もうつろになり
「もう、ダメだ。暑い。もう、ダメだ!帰りたい」しか言ってなかったそうです。(記憶に無いのですが)
しかも35度を超える日が多く12~13時の時間帯は比較的暇なことが多かったのです。
そこで今年の夏は試験的に営業時間においてサマータイムを導入してみることにしました。
通常の営業時間は10:00から19:00最終受付。特に休憩時間は設けず。
それを今年の夏の7~8月は9:00から12:00まで受付と14:00から19:00最終受付に変更しました。
実施前の皮算用では、あわよくば2時間丸まる休憩が取れるな。シエスタかな、裏のビーチで日焼けも出来るかな、海の家のAisiaでビールをキュッといくのはさすがにまずいかな。などと一人妄想を膨らませていたのですが・・・
結果は大変でした。
まず、1時間起床時間を早めるのがつらい。身体がそのリズムに慣れるのに2~3週間はかかる。
しかも、今年の夏の前半は比較的雲がかかった日が多く、日中去年ほど暑くない→12時、13時代に予約が入る→結果、勤労(労働ではありません)の時間が長くなる、という構図でした。
サマータイムを導入して良かったのは「もう、ダメだ。暑い。もう、ダメだ!帰りたい」という泣き言から一日が始まらなかったことかな。
やはり、ワーカーホリック気味の私としては実施前から自明の理だったかもしれません。
さて、来年の夏はどうしようか?!と思案中です。[裕]
前回のコラムであったように、9月に入って通常に戻り、朝は10時からの営業になりました。
やっと早起きの習慣がついた!と思ったのも束の間。また、元の生活に戻ってしまいました。
出掛ける約1時間前に起床し、夜は自宅で12時ごろまで靴作りをして1時ごろに就寝というパターンです。
夜に細かい作業をするのは、疲れもあって非常に能率が悪くいい仕事が出来ないとずっ~と思っていたのですが、その悪い習慣を打破する良い機会を得ることが出来ました。
こちらにお見えのお客様からの誘いで早朝ビーチヨガに参加したのです。
場所は葉山御用邸のすぐ近く。
朝、6時過ぎに家を出て、7時から海を眺めながら芝生の上でヨガをするのです。
真っ青な海と空。真夏と違ってさわやかな空気。
朝から気持ちも身体もリセットしてリフレッシュ!
ああ、やる気になればこんな気持ちの良い生活が出来るんだ・・・。と実感しました。
いつもの朝食も、朝の運動が終わってからいただくと、とても美味しく感じられます。
また、早くから脳にエンジンがかかるので、午前中の仕事の能率が上がります。
これが私にとって大きな収穫。
この早朝ヨガ、週末だけなのですが、他の日は夜にやっていた仕事を朝に持ってきてやったり、天気の良い日は海に出るのもいいかと思います。
ちなみに、このスポーツプログラムはヨガ以外にビーチランニング、サーフィン、カヤックなどいろいろとあるそうなので休日にチャレンジしてみたいと思っています。[素]
お知らせにも載せていた通り去る10月2日にここ由比ガ浜大通りで第2回由比ガ浜フェスタが実施されました。
当日は快晴で最高気温が30度の夏が戻ってきたかのような暑い日でした。
そして、アロハカイロ&フットパラダイスもリフレクソロジーでこのフェスタに出店をしたのです。
今回はこのときに私がやらかした失敗談です。
会場はこの治療院がある六地蔵の交差点から15メートルほど長谷寄りの駐車場です。
フェスタは10時30分スタート。そして、治療院では10時、11時、13時30分とカイロの予約が入っていました。
フェスタの準備と治療院のオープンで9時代はバタバタと大忙しの状態だったのです。
(ちなみに前日の夜も8時過ぎまでテントを建てたり、机・椅子を運んだりと会場設営の準備で多忙だったのです)
さて、昼になり私の携帯に妻よりSOSが
「行列で手が離せないから、昼ごはん買ってきて-!!!」
ダッシュでフードコートに駆けつけカレーのプレートを持っていくと今度は
「おつりの札が足りなくなりそう-!!!」
ダッシュで治療院に戻り、つり札を両替しに行くと、次はバケツの水の交換です。
さてここまで、何度も治療院と会場を汗をかきながら走り回っていた私の姿を思い浮かべていただきながら少し話はそれます。
治療院の玄関のドアの鍵は内側からボタンを押して閉めると鍵がかかるタイプなのです。カッコよく言えばオートロックです。
先程のバケツの水を交換し終わって治療院に戻ると、鍵が・・・無い!
鍵が無いと室内に入れない。車で車内に鍵を入れたままドアを閉じたのと同じ状態です。
この時13時15分。
まぁ、会場に戻って妻から合鍵を預かればいいか、と会場に行って鍵を持っているか聞いてみるとあっけらかんと、
「持ってないよー」
ちなみに、13時30分にご予約の方は車で渋谷からお越しになります。
しかも、鎌倉観光のついでや別件でこちら方面に用事があるのではなくカイロプラクティックを受けることを目的として。
自分で血の気が引くのがわかります。
大家さんや不動産会社に合鍵の有無を問い合わせると、無いとの回答。
この時13時20分。
と、その時早めにご予約の患者さんが来院されました。
今の状況を正直に話し、しばらく時間を頂いてお待ち頂くようお願いしたのです。
さて、残る手段は鍵屋さんに来てもらうより無いのでしょうが、ふと思い浮かんだのが2階の窓。
確か鍵はしてなかったはずだ!
そこで、フェスタの会場に走り(フェスタには地元の商店街の仲間が多く出店しているので)みんなに
「はしご持っていない?」
と聞いて回ると友人のお米屋さんが早速に板金屋さんに話をつけてくれて、はしごを一緒に運んでくれたのです。(感謝!)
当HP内に建物を撮った遠景があるのでご覧いただければと思うのですが(上のグリーンのアクセスメニューの所在地を開くと見れます)
バスがひっきりなしに往来する広い通りにはしごをかけて窓から侵入しようとしている男がいる。
その時ちょうど観光バスが信号で停止していたのですが、その乗客が物珍しそうにこちらを眺めていたそうです。
運良く窓の鍵は閉め忘れていて、窓から侵入(だろうな、この場合)できたのです。
中からドアを開け、はしごを返し、走って戻って、治療院の近くでお待ちの患者さんを室内へお迎えすることが出来たのが13時45分。
はしごで泥だらけの手を洗い、ぜぃぜぃ言いながら汗を拭き拭き自分の椅子に着席です。
そしていつもの通り患者さんに訊く一言
「さて、今日は体調はいかがですか?」
この後どんな医学的な話しをしても説得力は・・・無いな、と思いながら二人して苦笑とともに施術に入ったのです。[裕]
今年は8月中いろいろと都合がつかなかったため、ずらして10月にお休みをいただきました。
皆様の健康を維持、改善、促進するためには、私達も心身ともに元気いっぱいでなければ良い施術ができないので(言い訳っぽい?)、気が良いといわれるハワイにパワーを得るために急遽出掛けてまいりました。
皆様に少しでもご迷惑にならぬよう出発直前まで営業し、3泊5日の強行軍でした。
六地蔵にオープンしてからは初めて。なんと4年半ぶりのハワイです。
旅行は基本的にツアーには参加しません。(解剖実習などでの参加を除く)
飛行機もホテルもネットで調べて予約します。
今回のハワイの目的は、第一に気が良いといわれるパワースポットに行ってエネルギーを得ること。
ハワイの歴史を知るため、ヘイアウ(神殿跡など)を見ること。
ハワイならではのマッサージをうけること。
そして、サーフィンをすること。
だったので、よくある市内観光や現地説明会などに振り回される時間はなかったのです。
たった3泊で、それは詰め込みすぎ・・・無茶でしょ?という声を無視して、私はひたすら出発前から計画を立てていました。
実際、飛行機の中ではほとんど寝られなかったし、首の筋まで違えてしまったのですが、到着した朝(時差の関係で日本時間の出発当日の朝に到着)からバリバリ元気でした。
本当は、着いた当日が満月だったので、日が暮れる前に軽いハイキングをして小さい山に登りサンセットを楽しんで、日が暮れてから月の明かりの中、夜行性の生物を見て回る現地ツアーに参加したかったのですが、どうも連れの様子が思わしくない。どうもジェットラグで辛いらしい・・・。
というわけで、これはあっさり諦めて2日以降のためにマッサージをうけて体力温存計画に変更しました。
さて、一つ目の目的、マッサージ。
店の選択を間違ったせいか、首の筋違いは良くならず、店の人からは「カイロプラクティックでもお受けになれば・・・?」といわれ苦笑いして、私のハワイマッサージ体験は終わったのでした。
着いた早々、落ち込んだのがもう一つ。
ナント一番楽しみにしていた、考古学の現地ツアーが私達の滞在中は催行されないということが判明!
これにはホントがっかりしました。
しかし、これは、また近いうちにハワイに来い!ということだ!!と、楽天家な私は10分後には立ち直りました・・・。
さて、ネットで探し予約した、サービス、価格ともにお値打ちで評判の今回のホテルですが、これがなかなか優秀!
部屋は清潔でスーパーに近く行動派にも買い物派にも便利な立地。朝食サービス付で宿泊者はコーヒーショップとホスピタリティールームに合計10台あるパソコンでインターネット使い放題。ホスピタリティールームにはチェックイン前後に使えるシャワールームやマッサージ機まで設置してあるのです。
しかも、日本食が無いと生きていけない人も喜ぶ日本人女性のにぎる出来立てホカホカおにぎりもフロント脇で買えるのです。唯一、プールがちょうど工事中でジャグジーが使えなかったのが残念。
それを除いては、ナットク!満足!のホテルです。
私達の部屋は東側で朝日が差し込み、夜は山の斜面の綺麗な夜景が見渡せる場所でした。
このナイスなホテルを拠点に私達の短いハワイ生活は始まったのでした。(つづく)[素]
さて、短い滞在期間を有効に使うぞ!と意気込んで IN HAWAII 2日目。
私はしっかり眠れたのですが、我がカイロプラクターはほとんど眠れなかった様子。
それでも8時過ぎにはプールサイドの朝食に引っ張り出して、トースト、ペストリー、ジュース&コーヒーをいただきました。
特にめずらしいメニューではないのですが、さすがハワイ!と思わせるのがジュース。
トロピカルジュースなのですが、オレンジジュースとパイナップルジュースをたして水で薄めた感じで不思議なお味。
コーヒーはといえば、ハワイも、やはりアメリカ。アメリカンでした。
本日の予定は、いかにもハワイ的ファーストフード(ジャンクフード)めぐりでもあったので、朝からいい感じでした。
鎌倉で私達の移動手段は基本的に自転車ですが、ハワイでもその基本は変わりません(?)
街のレンタルサイクルを利用して、いざホノルルファーストフードめぐりに、いざ出発!
まずはワイキキの東、カピオラニ公園からアラワイ運河方面カパフル通りを進みます。
ワイキキに隣接しているにもかかわらず、この通りには観光客はほとんどいません。
ハワイ(特にワイキキ)では、基本的に歩道を自転車で走ってはいけないので、ひたすら車道を走ります。
最初に見つけたのはレインボードライブイン。地元で働く人達がボロい車で駆けつけて、お持ち帰り(To Go)です。メニューをみてビックリ!ロコモコ(ハンバーグと目玉焼きの上からグレービーソースがかけてある丼)がたったの3ドル!
吉牛どころじゃありません!プレートランチも5ドル代と地元価格。ボリューム満点。
つい、買いたくなるのですが、まだ昼までには時間がありすぎ・・・残念ながら今回は見送ることに。
そのすぐにそばにある、ベイリーズアンティーク&アロハシャツに。
ここには、ところ狭しとアンティークやレプリカのアロハがゴッチャになってかかっています。
いいな!と思うと、何千ドルもしたり、その隣に同じようにかかっているのがレプリカで5千円しなかったりと、不思議なお店です。
結局、欲しい物には手が届かなくて諦めて、2件隣のワイオラベーカリー&シェーブアイス2へ。
レインボーシェーブアイスで有名なところです。
そのときも、70歳ぐらいの女性が家族のためか3つも七色のシロップのかかったシェーブアイス(かき氷)を持って帰っていました。
ここでは、昼食前だというのに『あずきボール』4ドルをオーダー。
小さいドンブリくらいの器にシェーブアイスと白玉(もち粉といわれる粉で作られたもの)あずきが入っていて、練乳がかけてあります。
これが、うまい!!あずきの甘さ、柔らかさが絶妙で、なんといってもシェーブアイスが日本のどこのものよりも滑らかな舌触り!!これはビックリでした。
日本に帰って、同じ機械を買ってシェーブアイス屋に店を変更しようかと思ったくらいです。
2人でペロリと平らげて、ハワイアンレストランで有名なオノハワイアンフードを横目にレナーズベーカリーへ。
ここでちょうど12時なのですが、私はしっかりマサラダ(ハワイ風揚げパン)を購入。
1つはプレーンでもう一つはカスタード入りのものにしました。
カスタードは、日本のシュークリームのカスタードよりさっぱりしていて私はこっちの方が好きかもしれません。
その後進路を西へ取り、オーガニックスーパーのDown To Earthへ。
ここにおいてあるものは、食材も化粧品関係も全てがオーガニック。
スナック菓子もたくさんあるのですが、オーガニックであればすべて身体にいいとは思わないようなものまでありました。でも、いろいろなものが量り売りされているので、便利です。
その後、クラフトグッズのお店などに立ち寄ってひたすら西に。ダウンタウンの方まで行ってしまいました。
途中、ショッピングセンターで有名なアラモアナ辺りを通ったのですが、ダイエーありウォルマートありアラモアナショッピングセンターありと、巨大店舗が1,2ブロックのなかにひしめいていて、すごいところです。
今年は時間節約のためこの区域はスルーしました。(ここを回ると丸1日必要)
気づけばもう午後の2時。カイロプラクタ-、そろそろお腹が空いてご機嫌斜めになりそうなので昼食をとることに。
ここでもお約束のファーストフード。L&L DRIVE INNにでプレートランチとロコモコを購入。
外のデッキでいただきました。
ここのロコモコはちょっと大味。しょうゆをかけてちょうどいいかな?
腹いっぱいになったところで、ビーチで休憩しようとアラモアナビーチパークに出掛けましたが、ここまで来てカイロプラクターが服の中に水着を着てこなかったことが発覚!!
計画を立てていた私だけがちゃっかり水着を着てきていたのでした。
というわけで、ここでは私だけが海に入り、カイロプラクターは前日の睡眠不足の解消に昼寝をして過ごしたのでした。(つづく)[素]
ハワイ編も最終回(やっと?)
一説によると、前日に、ほおばったジャンクフードやファーストフードはパワーを下げるそうなので、エネルギーチャージを目指さねば!
3日目にして、いよいよパワースポットの一つといわれるラニカイビーチへ。
ここは全米でもベストビーチに選ばれたこともあるとても美しいビーチで知名度が上がっているところです。
ここは、あのTV番組『オーラの泉』に出演で知られている江原啓之氏によると、人間関係の疲れを浄化する場所だそうです。
新たな気持ちで次に向かっていける効果も期待できそうなので、天気がちょっと不安ながらも朝から出掛けました。
ワイキキからは車で40分程度。
すぐ隣にあるカイルアベイにはパーキングがありますが、ラニカイは道路に面していないので徒歩でしか行けません。
しかも、細い住宅の間の道を抜けていくので、うっかりすると通り過ぎてしまいます。
その細い道を通り抜けると、青というよりも、水面がキラキラ輝く綺麗な水色の海が目の前に広がるのです。
その瞬間がその日一番美しい海でした。
というのも、雨季に近いハワイ。突然山の方から雲が垂れ込めてきて30分後には雨が降ってきてしまったのです。
雨に濡れながら、「ホントにエネルギーチャージできたのかな?」と思いながら午後から移動してカイルアビーチへ。
こちらも、着いた時は薄日が差していたのですが、徐々に冷たい風と時折雨が降る始末。
きっと誰かが雨男もしくは雨女に違いない・・・と言われたのですが、疑惑は私に向けられているのがよくわかりました。
ただ、カイルアビーチでは野生の海がめがすぐ傍を泳いでいて、この美しい海の素晴しさは寒さや雨を忘れさせるものでした。
雨に追いかけられるようにして、ワイキキに夕刻に戻り、私はどうしてもサ-フィンがしたいのでビーチから海水浴客が戻ってくるのを逆行してビーチに出掛けました。
サーフィンを始めて30分くらい経った頃でしょうか?また、ここでも雨が降り出しました。
サーフィンはとっても楽しかったのですが、1時間ちょっと経って浜に戻ったときには、どしゃぶりだったので誰もいませんでした。
連れの姿も無く、私のビーチサンダルの姿も無く、しかたなくラッシュガードと裸足のまま雨に打たれながらトボトボとホテルに向かったのでした。
途中で迎えに来てもらえたものの、ショックだったのは、「やはり私は雨女ってこと?」ということでした。
そんな具合の一日でしたが、Dinner Timeには雨もあがり、今輸入再開で話題になっているアメリカ産牛肉を高級ステーキハウスで食べてすっかり満足し、雨女話はすっかり忘れてしまいました。
こんな感じのハワイ旅行でしたが、やりたかったことがまだまだあったので、またOKがでれば出掛けて、パワーアップしてきたいです。
(なんか子供の旅行日記のようになってしまった・・・反省)[素]
さて、暮れも押し迫ってきました。今回が今年最後のコラムになります。
このコラムをごらんの方は自宅のある街を普通に歩いていると、どれぐらいの人と挨拶するでしょう?
(あるいは見たことのある人とどれだけすれ違うでしょう)
以前私がまだ小・中・高校時代の学生の頃は自宅のある街が地元の生活圏だったので、知り合いと出遭う頻度は多かったように思います。
それが社会人になり職場近くの離れた土地に一人暮らしをするようになると、休みの日に自宅のある街を歩き回っても知った人と出会うことが少なくなってしまったのです。
その後も、遠く離れた東京へ転勤で住むようになり、さらに知った人と出会うことはまったく無くなってしまったのです。
(故郷を離れて転々としているとそれも普通なのかなとも思うのですが)
そして、私たちは鎌倉に転居してきて5年目になります。
現在オフィスのある六地蔵にオープンをして丸3年過ぎました。
おかげさまで、今ではほんの些細な用事で10~20分出かけただけでも何人の方ともご挨拶をすることが出来ます。
(こちらにお出で頂いた方であったり、商店街の知り合いであったり、その友達であったり)
そしてここからはどこでもあるワンシーンの私の心の中の呟きです。
<あ!○○店の☆☆さんだ。こっちに気づいてないな。>
<なんか疲れた顔してるな。仕込みの材料の買出しかな~>
<あ、ちょっとため息混じりだ->
-ここで○○店の☆☆さん前方から自転車で走ってくる私に気づく-
「こんにちは-!」
「こんにちは~」
と、お互いに挨拶をする。
この時○○店の☆☆さん、とろける様に魅力的な笑顔で挨拶をしてくれるのです。
<疲れた顔してたけど、挨拶のときは元気そうだったな~>
誰かに見られていると意識していない時の顔は、素の表情だったりするかもしれません。
あるいは、たまたま見かけた時にその人が悲しい事や腹立たしい事を考えていたのかもしれません。
ただ、地元密着で商売をしている私としては、その逆のケースがあるので不機嫌な顔をして街を練り歩く、などということは気をつけなければいけません。
長者番付連続日本1位の斉藤一人さんが次のようなことを言っていたと思います。
商売人は勤め人のように-会社に行けば部長だとか課長だとかの顔をして、家では親父の顔をして、得意先では愛想のいい顔をして-というのではいけない。
商売人たる者365日24時間ニコニコとしていなければいけない。
そうすれば会う人によってどう表情を変えようかと悩む必要はない。
それを思い知らされる一言がこの前ありました。
こちらに定期的にお越しの方でこのコラムもよく見てくれる人とのなにげない会話なのですが、
「由比ガ浜フェスタの時、先生をお見かけしたんですが・・・ちょっと声をかけづらかったんです。なにか、とっても困った顔をされていたので。後でコラムを見てなるほどとわかったんですが」
・・・・このコラムでも以前載せた、鍵閉じ込み→はしごで窓から入る、という件です。
この方は後日談としてコラムを見てくれたのでわかってくれたでしょうが、当日、私を知っている方がその渦中の私の姿を見たらなにやらハシゴ、ハシゴと目もうつろに困った顔をして由比ガ浜を走り回っている、わけのわからない奴、と映ったでしょう。ふとしたなにげない表情にも他人から見て印象を左右することがある。
あともうひとつ、見られたくない姿があります。
銀行のATMで通帳記帳を済ませて振り返った直後の顔。
<ひゃ-こんなに引き去りされてる!今月もピンチだ~>などという顔をしてるんじゃないかな?
来年の目標。出来るだけ温和な顔をして街を練り歩く。来年もよろしくお願いします。[裕]