鎌倉 寝違え・首の痛みを改善するなら要チェック

肩甲挙筋
朝起きると首がズキッと少し痛む

首を動かすたびに痛みが強くなって動かせる角度が狭くなってしまう

上下に向けない→うがいが出来ない

左右に向けない
→身体ごと振り返らないと後ろを見れない、車・自転車の運転が危ない

重症な場合は体勢を変えたり、寝返りを打つのにも痛みを伴うのでなかなか出来ない

こういった症状は典型的な【寝違え】です。 アロハカイロで臨床で診ていると、寝違えの多い季節があるようです。

時期は春先と秋口。

寝ている間に寝汗をかいて、布団から出ている首の部分が明け方の冷気に当たり、筋肉を冷やして傷めてしまうのが原因のようです。

傷めてしまうことが多いのが上の図にある肩甲挙筋。
この筋肉に力がかかると首のところや肩甲骨の上の部分に痛みが走ることが多いのです。

こういった寝違えには上部頚椎の調整がとっても有効です。

少しでも首を動かしたら痛いわけですから、首をポキッというような調整はやりませんよ。
アイソメトリックストレッチを使った可能な限りソフトな調整をやっています。

首の痛み,凝りから解放されたい

首の痛み,凝りがなぜ起きるのか?まずはその仕組みから

頚椎は可動域が大きい脊椎

頚椎の可動域 屈曲+伸展
頚椎は他の胸椎、腰椎などと比べて、非常に大きな可動域を持っている脊椎です。
具体的に頚椎の可動域を診ていきましょう。
屈曲+伸展は130゜
側屈は45゜
回旋は80

頚椎の可動域 側屈
頚椎の可動域 回旋


頚椎の次に可動域が大きい腰椎はどうでしょう?
屈曲+伸展は70゜
側屈は30゜
回旋は20゜
いかがでしょう。
頚椎はかなり自由な運動性を持たされた脊椎ということができます。 なぜでしょう?
進化の過程において4足歩行の哺乳類は頭(=目)を自由に大きく動かして早くに外敵を察知できなければ、生き残れなかったことでしょう。

結果、首を大きく自由に動かせる身体を持った個体が「種の保存の法則」で適者生存として進化してきたのでしょう。

頚椎の可動域が大きいデメリット

頚椎模式図
脊椎の並びはこの図のように頭蓋骨-頚椎-胸椎と連結しています。

頭蓋骨にはほとんど可動性がありません。
胸椎は肋骨とつながっていて胸郭という「かご状」を構成しているため可動性は少ないのです。

可動性が無い(少ない)脊椎にはさまれて非常に大きく自由に動かせる頚椎が存在しているのです、 ということは動きが無い(少ない)所と動きが大きい所の境目は非常に物理的ストレスがかかりやすいことになります。

1998年から診ている私の臨床経験からズレやすい頚椎は、頚椎1番、2番、7番です。 この3椎は人体の構造上、非常にストレスがかかりやすくズレやすい椎骨なのです。
なぜズレやすいかというとそれは頭が重いからです。
頭の重さは全体重の約6.6%と言われています。
ちなみに私の体重は60kg。
頭の重さが6.6%とするとなんとその重さ  4kg!

2リットルのペットボトル 2本分の重さに相当します。
あなたの場合はいかがでしょうか?
あなたの体重×0.066=あなたの頭の重量

4kgもある頭の重さが習慣的な猫背姿勢で身体の中心軸からずれて前にあり続けると、後ろで引っ張っている僧帽筋が筋疲労を起こすようになるのです。

また、頭が前方に突き出すことで後頭部が圧縮し後頭下筋群が緊張を起こすのです。

アロハカイロの頚椎の調整法は?

上記「寝違え」の項でもご説明してありますが、首は寝違えであるかないかに関わらずアイソメトリックストレッチを使ったソフトな調整法を実施しています。

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