先日、火曜日を半休、木曜日を臨時休業して国民休暇村 紀州加太に行ってきました。
実家の母と妻と私の3人で1泊2日で出かける定例行事となった3回目の小旅行です。
定例行事となったきっかけは母の
「国民休暇村の加太に行きたいな~」
の一言でした。
2010年に脳梗塞を発症し、左半身が不自由で自宅から出かけられる行動半径がせいぜい200メートルの範囲で一人で暮らしていた母が勇気を奮って7年ぶりに言ったのが上のセリフだったのです。
加太とはどこかというと、大阪府と和歌山県の県境にあり、大阪湾に突き出した場所になり、紀淡海峡を望む位置になります。この紀淡海峡は潮の流れが速く明石の鯛と同じく鯛が名産とされています。
私の実家が下向きの矢印の所。
先日の台風21号でタンカーが流され関空の連絡橋に衝突しましたが、あの連絡橋が最初に陸地に接岸するのが「りんくうタウン」という造成地でそのすぐそばにあります。
そこから加太までは泉佐野駅から南海本線特急に乗って25分。
南海加太線で25分。送迎バス10分の1時間ちょっとの小旅行です。
この車両は南海電車加太線が名産の「鯛」を使ってイメージアップを図った「めでたいでんしゃ」
運転席の窓には鯛の目が描かれています。
この線は単線で2両編成です。江ノ電に少し似てるところがありますね。
出入り口に入ったところの床面です。
ピンクの鯛が泳ぐ姿が上から描かれています。
これは電車内の手すり。
木の枠が魚の形をしています。
出入り口付近には鯛の絵が広告代わりに掲示され、天井からも白いレース柄の布が垂らされています。
この車両では広告が一切ないのです。
これは電車のシート。
鯛のデザインが描かれています。
これはめでたいでんしゃの路線図。
私が最後にこの路線に乗ったのは27,8歳の時ですからそれから25,6年の間に加太線から加太さかな線に名称変更されたようです。
よく乗って行った先は「磯ノ浦」駅。
これは磯ノ浦駅付近の車窓からの風景です。
江ノ電を鎌倉から乗ると街中を走り、山間を抜け最初に海が稲村ガ崎で見える、そのような場所がこの磯ノ浦という場所で、サーフスポットです。
1980年の中ごろに私はよくこの場所に、一人であればサーフボードを抱え電車(この南海加太線)で、仲間が乗せてくれるなら車でよく来たものです。
さて、これが国民休暇村 紀州加太に着いたときに撮った画像。
全室オーシャンビューで天気の良い日であれば、全室からこの夕日が眺められます。
遠くに見えるのは友ヶ島と淡路島。
天空の湯 紀淡海峡と湯面が一体化する絶景露天
https://www.qkamura.or.jp/kada/hotspring/
今回1番最高だったのは、天候に恵まれて沈みゆく夕日を露天風呂に入りながら眺められたことです。
この大浴場「天空の湯」で同じ時間に入っていた男性は何人もが
「贅沢な時間やな~」
と夕日と露天風呂のロケーションを楽しんでいました。
この画像は撮影禁止とのことで国民休暇村 紀州加太のHPからの引用ですが、まさにこの画像のようなロケーションでした。
これは夕食の画像。
初回に宿泊した昨年の5月は1番人気の会席コースを注文したのですが、量が多すぎて食べきれなかったのでグレードを一つ下げて、単品料理を3品頼むことにしました。
これとビュッフェの料理を加えるともう十分です。
この動画は朝の紀淡海峡を国民休暇村の宿舎のデッキから撮ったところ。
数多くある小さな白い船は鯛の一本釣り漁船との事です。
天気に恵まれさえすれば、絶景の夕日を露天風呂で楽しめる・・・おすすめのスポットです。