今から25年ほど前、大阪の地下街に大きな看板がありました。
占いのキャッチコピーをもじった内容で「黙って座れば、ぴたりとモテル」と言う文句です。
この看板を出してたお店は確かキャバレーだったと思います。
さすが大阪、ひねりが効いてるな、と感心したものです。
今回はそれをもじって「黙って寝れば、ぴたりと当たる」という話です(笑)。

 うつ伏せに寝ている患者さんの背中をすーっと一撫でして、「なにか格闘技系のスポーツをしていましたか」と聞くと、当たったのか「何で分かるんですか?」と驚かれる事があります。
この時何をみているかというと、背骨の彎曲です。

背骨は横から見てアルファベットのS字状にカーブしています。首は前に、胸は後ろにそして腰は前にという具合です。
私の経験から見ると、カーブの強い人は積極的で、行動的、好戦的な性格が多いようです。

 カーブの弱い人は慎重で、思慮深く、争いを避ける性格が多いようです。よく腰が引けてる、等と表現しますが実際、会社の中間管理職でリスクを極力背負わないように頑張らなければいけない立場の人は腰が後ろにカーブ(通常と逆)している人が多いんです。
そういう背骨のカーブと性格の兼ね合いから、この人のカーブは強く好戦的で格闘技系では?という推理が成り立つのです。

 そう言うお前はどうかって?自分の背中をうつ伏せに寝て触れないもんですから、推測なんですが自分の性格から推測すると、石橋を叩いて叩いても渡らないで、それからまた叩いて叩きすぎて石橋を壊してしまう・・・それぐらい慎重な性格です。どちらかと言うと思慮深く、平和主義なんで彎曲は弱いカーブではないかと・・・

 次回は好戦的な人々が一番多いであろう業界、その筋の方々の彎曲はどうか?と言う話です。