今回は女性であれば誰しも一度は履いた経験のあるハイヒールの靴の話です。
ヒールの高さ4cm以上をハイヒールとここでは定義して、さて、あなたは何歳頃からそういった靴を履きだしたでしょうか?
現在も履いているなら通算何年履いているでしょうか、そして履く頻度は週に4回?5回?
意地悪じゃないのですが、ハイヒールの靴が身体にとって悪影響の可能性があることをこれから話してゆきます。
まずは計算しやすいようにケースモデルの前提条件を身長160cm、足のサイズ23cm、5cmのヒールの靴とします。
身長160cmの直立不動のマネキンを想像してみてください。
(ケンタッキーフライドチキンのカーネルおじさんでもいいです)
その踵の部分に5cmの棒をつっかえ棒のようにかませると、上体は前に傾きます。
当然足底は斜めの角度を持ち傾きます。
斜辺が23cm。高さが5cmの三角形で構成される角度です。
では、前傾することで頭の部分(頭頂部)がどれだけ前へ移動するかというと相似形の三角形の比例の問題であるので算数レベルは省略するとして、なんとナント約35cmも前方へ移動するのです。(これはマネキンでの話)
では、5cmヒールを履いている世の中の女性が皆35cmも頭を突き出して立っているかというと、立っていません。(笑)
身体の中の様々なメカニズムが働いて頭を元の直立姿勢の位置まで戻しているのです。
(今回のマネキンの例では頭を35cm後方へ引いているということ)
身体の中で働く様々なメカニズムに姿勢反射や立ち直り反射などがあるのですが、もう1つマグネット反応というものがあります。
次回はこの反応の少し詳しい話を少々。
そして結論は身体にとってあんまり良くないよ~という結びになります。
ということで以降はまた次回に。