筋肉を鍛えることは心臓―循環器系に有効です。
ことに全筋肉量の70%が脚にあることから歩行(ウォーキング)の効用は大きいと言えます。
歩くことのメリットについて3つの観点から挙げてみます。
まず、循環器系―>脚の末端まで運ばれた血液は静脈で静脈弁に逆流を防がれながら筋肉ポンプ(代表的なものはふくらはぎの筋肉)でしごかれるようにして心臓へ戻ります。つまり歩くことで循環が良くなるという事です。
次に、神経系―>座る、立ち上がる、歩く、交互に手と足を動かす―という行動は身体のバランスを維持するために様々な情報のやり取りが脳と筋肉の間で取り交わされます。歩くことで脳の活性化につながるという事です。
最後に骨格系―>閉経後の女性は骨が弱くなるため、カルシウムを摂取する必要性がよく言われますが骨を強くするためには、それに加えて骨に適度な荷重を(歩行が最適)かけることで骨形成が促されます。
以上のように歩くことの効用がわかったら、より良い歩き方について。
身体はやや前傾にしてできるだけ歩幅を広げ、肘は70~80度に曲げて肘を後ろに引くように意識して連続40分程を目安に歩きたい。より後ろに引きたい側の肘は前回の記事の通りです。
ストレスや悩み事を抱えている時、あるいは思案がまとまらない時歩いていると解決したりする事が多いのも歩行の効用といえます。
まずはお試しあれ。