昨今の新型コロナウイルス騒動で、当院へご来院される方も『外出には不安を感じて~』という方が多数いらっしゃいます。
そこで、当院が2001年から1日も欠かさず行ってきた衛生管理と、今回のウイルス対策に関してご紹介させていただきます。
2001年から欠かさず行ってきたこと
1998年~2001年まで複数個所の治療院に勤務してきました。その中で大変勉強になったのが銀座のとある治療院で、スタッフ用の夜食のパンを切る果物ナイフに関してまで、切る直前に熱湯煮沸し、パンを切り、ナイフの保管方法まで厳重に注意されました。
そこの院長先生曰く、「我々が感染や食中毒で臨時に休まざるなくなると、その日に施術を受けに来るはずだった患者さんにご迷惑をおかけする。」
「我々は患者さんから感染性の物を極力受け取ってはいけないし、その次の患者さんに染してはいけない。」
また、アメリカでカイロの博士号を取って帰国されてカイロプラクティックのご指導を頂いた別の先生からは
「治療院は内装が立派でなくともいい、とにかく清潔を心掛けなさい。」と言われたものです。
手指とベットの消毒
施術の前と施術の後は必ず手指消毒を兼ね手洗いをします。
当院のカイロプラクティック用ベットは有孔なのですが、直に顔をつけると硬いのでフェイスパッドを使用しています。それも上の画像の消毒綿で拭き取ります。
その後、同じ消毒綿でベッドの孔周りから足元、孔の下の床までを拭き取ります。
この行為は開業以来3万回以上このベットで行っています。(おかげさまでこのベットは20年近くたっても機嫌よく昇降を行ってくれて元気いっぱいです)
施術の直前にディスポーザブル(使い捨て)のフェイスペーパーをパッドの上に敷きます。
ベットの孔周りは息やにおいが付きやすい箇所なので、1日の終わりには除菌消臭スプレーを吹き付けます。
これはもう1度言いますが、2001年以来1施術ごとに1度も欠かしたことがない習慣なのです。
換気と掃除
朝1番に行うのが室内換気。
ドア側が西で、奥の窓側が東になります。
冬と夏のエアコンが必要な時は、朝、昼、晩に換気を行います。
春と秋の陽気がいい日は1日中、ドアも窓も開け放ちています。
これが出窓。
朝日が強いので逆光になっていますが、窓際の観葉植物は緑豊かで、1月や今現在の3月にハイビスカスが咲くほど日当たりと風通しがいいんです。
換気の後の毎朝の床掃除。
開業の時、床をカーペットにするかフローリングにするか悩んだのですが、上述の先生の言葉に従い清潔性をとりフローリングに。
受付、机、トイレなどの雑巾がけも毎日行います。
消臭と芳香
床には5つの炭の入ったかごがあります。
炭には消臭とマイナスイオンを出す効果があります。
画像のランプのようなものはアロマオイルの加湿芳香器です。
いつもラベンダーの香りを焚いています。
今回のウイルス対策
室内で複数の方の利用制限
1施術時間におひとり様、もしくはご家族様のみ。
画像にもあるように当院にはベッドが2台あります。
奥の1台はカイロプラクティック専用の昇降ベッド。
手前の1台はリフレクソロジー用ベッドです。
今まではカイロプラクティックを受けられる方と、リフレクソロジーを受けられる方の予約希望時間が1部重なると、他人の方同士であってもカーテンで仕切って施術を行っていたのですが、今回は1施術予約の時間でおひとり様、またはご家族様のみの対応とさせていただきます。
マスクと手袋
マスクは常に着用しています。
使い捨ての手袋はご希望の方に対して着用して施術しますので、その旨お申し付けください。
湿度と室温
この日の掃除後の温度は18℃と湿度は34%。
現状の当院の室内環境の設定目標は湿度50%、温度が20℃前後です。
その根拠は以下の通りです。
・・・その根拠になると思しき見解も、各方面からぼちぼち出てきていて、医療ジャーナリストが説く。
「新型コロナウイルスは湿度に弱い、という研究報告がアメリカから出され、気温22度、湿度50%の場所ではウイルスが活動できない旨が記されています。中国の研究チームも、気温が8・72度を超えると、ウイルスへの感染者が減るという研究結果を発表。湿度や気温の上昇で、ウイルスの動きが急速に鈍化することが期待されています」
引用元:デイリー新潮 参照記事「新型コロナ、4月終息説は本当か ウイルスを衰えさせる“湿度”と“紫外線”」
上のアロマオイル用加湿器に加え、もう一つの加湿器で室内の湿度を50%代まで上げてゆきます。
お会計
お会計の際に釣札は新券でお渡ししています。これも2001年から1日も欠かしていない習慣です。
2019年11月からキャッシュレス決済を導入しました。お金に触れるのが心配という方はこちらの決済方法もお使いいただけます。
お帰りの際に
これも以前からやっていることですが・・・
患者さんがお着換え中に、お帰りの際、ドアを少し開けて靴をそろえてお帰りの準備をしています。
こうすることで狭い出入口から帰りやすいようにするとともに、ドアノブを触らずに外に出ることができます。
入荷が難しくなっている消毒スプレーもお帰り用に用意しています。
今現在アロハカイロ&フットパラダイスで努力している衛生対策は以上のようなものです。